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催概要
須田作品画像1906年に生まれた須田剋太は、抽象表現と具象表現を分け隔てることなく追及し、生涯に渡り作品制作への情熱を持ち続けました。
本展は大阪府が所蔵する須田剋太作品2227点より、「街道をゆく」挿絵原画
(★)をはじめとした具象絵画作品と抽象絵画作品とを織り交ぜ、40点を展示します。
また、大阪府立現代美術センターにほど近い大阪府庁本館内「現代美術の回廊─ココア[COCOA]
(★★)では、須田作品を約200点展示しています。
これらは、大阪府が所蔵する須田剋太作品の一部ではありますが、須田剋太の世界観を垣間見ることのできる構成となっています。
どうぞこの機会にお楽しみください。

★「街道をゆく」:
司馬遼太郎が週刊朝日に長らく連載した歴史紀行であり、須田剋太が挿絵原画を担当。日本をはじめ、世界各地の風景が、須田独特の画風で表現されています。取材に同行した須田は、「街道をゆく」の文章中にも‘須田画伯’として様々なエピソードとともに度々登場しています。

★★「現代美術の回廊─ココア[COCOA]The Corridor of Contemporary Art」:
皆様の身近なところで、より多くの作品を鑑賞していただくために、2005年より『現代美術の回廊─ココア[COCOA]The Corridor of Contemporary Art』を設置しています。現在は、須田剋太「街道をゆく」シリーズの挿絵原画を中心に、抽象絵画作品や写真資料を含めた約200点を展示しています。
また、大阪府立現代美術センターのウェブサイト内で公開中のインターネット美術館:特別企画展「伊藤継郎展:描きとめたいことがある」に関連し、伊藤継郎の油彩画を約20点あわせて展示しております。

家略歴
須田所蔵写真須田剋太/SUDA Kokuta(1906年−1990年)
具象画・抽象画の枠組みから超越し、多彩な作品を描き続けた作家です。

1906年 埼玉県吹上町に生まれる。本名・勝三郎。
1927年 埼玉県立熊谷中学校(旧制)卒業。後に浦和市に在住し、独学
    で絵を学ぶ。
1934年 寺内萬治郎より光風会展、官展への出品の誘いをうける。
1936年 文展入選。
1938年〜42年 新文展で入選、特選受賞。
1946年・47年 日展入選、特選受賞。この頃西宮へ転居。
1949年 国画会会員になる。
    長谷川三郎と出会い彼の理論に共鳴。以降、主に抽象画を制作。
1957年 「第4回サンパウロ・ビエンナーレ」出品。以降、海外でも活躍。
1971年 週刊朝日の司馬遼太郎著『街道をゆく』挿絵担当。
    兵庫県文化賞受賞。
1983年 『街道をゆく』挿絵で第14回講談社出版文化賞さし絵賞受賞。
1990年 大阪府および飯田市美術博物館に作品寄贈。
    死去、享年84歳。 
1997年 東大阪市民美術センター「須田剋太 『街道をゆく』原画展」。
    以後毎年開催。
1999年・2002年 大阪府立現代美術センター「須田剋太『街道をゆく』
    挿絵原画展」。
2005年 大阪府近つ飛鳥博物館・関西国際空港・大阪府立中之島中央
    図書館「須田剋太が描いた司馬遼太郎『街道をゆく』展」。
2006年 大阪府立現代美術センター「須田剋太『56/2227』展」。

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