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第17回アーテックス帰国展稲垣智子

ART-EXとは?

大阪府が主催する芸術家交流事業「ART-EX(アーテックス)」とは、大阪とヨーロッパ4か国(ベルギー、フランス、ドイツ、英国)とのあいだで互いに現代美術の新進アーティストを派遣し、その滞在・制作を支援するアーティスト・イン・レジデンスのプログラムです。アーティストは3か月の間異国の地で生活し、現地の材料を使って作品を制作します。

1992年に大阪府と大阪ドイツ文化センター、デュッセルドルフ市との共同プログラムとして発足、1994年からは、大阪日仏センター=アリアンス・フランセーズ、ブリティッシュ・カウンシル、ベルギーフランドル交流センターの協力を得て交流を行っています。

→過去実施プログラム

会期 2007年8月21日(火)−9月7日(金) 日曜休館
開館時間 午前10時−午後6時
会場 大阪府立現代美術センター 展示室A
入場無料
主催 大阪府
協力 大阪日仏センター=アリアンス・フランセーズ、アンギャン・レ・バン市アートセンター(フランス)
制作協力 Fukuko Ando (服飾デザイン)
開催概要
第17回芸術家交流事業ART-EX派遣作家として稲垣智子氏は、2006年11月から2007年2月までの3ヶ月間、アンギャン・レ・バン市アートセンターにて滞在、制作を行いました。本展はその成果をご紹介する帰国報告展です。

 稲垣氏は、現実と虚構、自然と人工、美と醜、といった対峙する概念が拮抗する緊張感を表現し、高度に情報化された消費社会に生きる私たちの置かれている状況をあぶり出す作品によって高い評価を得てきました。このたび発表される作品「嘔吐」は、稲垣氏が継続的なプロジェクトとして以前より考察してきた内容を、フランス滞在中に展開した安藤福子氏(服飾デザイン)とのコラボレーションを経て、具体化したものです。

 作品は、口から宝石を吐き出すたびに重ねられる衣装によって着膨れていく女性の映像と、実際の衣装とのインスタレーションによって構成されます。宝石に身体的拒否反応を示し、美しいはずの衣装で醜く着膨れる女性のイメージは、何が美しいのかという価値観、あるいは美しくありたいと願う欲望が、もはや単純な図式に回収され得ない、複雑な現代の様相を露呈していると言えるでしょう。それは情報としての価値観に翻弄される私たちの姿かもしれません。フランス滞在を経て完成した作品を、どうぞご高覧ください。
関連イベント 座談会|作品について語る
日時 2007年9月7日(金)午後7時~
会場 大阪府立現代美術センター 展示室A
入場料 無料 (事前申込不要)
内容 稲垣氏と同世代のアートに携わる研究者、学芸員、美術ライターなどがそれぞれの立場から、稲垣さんの作品を素材にアートを巡る状況について率直に語り合う場とします。
スピーカー 稲垣智子(出品作家)、奥村一郎(和歌山県立近代美術館学芸員)、小林美香(研究者)、藤田千彩(美術ライター)
略歴 稲垣智子
1975年、大阪府生まれ。2001年、英国国立ミドルセックス大学美術学部卒業。帰国後、大阪を拠点に活動する。作品では、パフォーマンスを含め、映像を中心としたインスタレーションを展開。グループ展では「こもれび」展(水戸芸術館、2003年)、「大阪・アート・カレイドスコープ−春・花・生」(大阪府立現代美術センター、2004年)、「夏の蜃気楼」展(群馬県立館林美術館、2005年)などに出品。一方で「Underneath the Twinkling Stars」(Krinzinger Projekte、ウィーン、2003年)、「Dune/Trip」(PH Gallery、NY、2005年)など、国内外で個展を重ねる。「波」(ドーンセンター、大阪、2007年)では空間を大胆に使ったインスタレーションを発表。レジデンスでは2004年アーカスプロジェクト等がある。第17回ART-EX関連としては、招聘作家ジャン・ゴーダンと映像にてコラボレーションも手がけた。

稲垣過去の作品画像

<関連情報>
PEELER NIGHT vol.02
GUEST: 稲垣智子
http://www.peeler.jp/news/pn02.html
→稲垣さんのインタビューなど情報満載!
問い合わせ先
大阪府立現代美術センター
〒540-0008 大阪市中央区大手前 3-1-43 大阪府新別館
TEL (06)4790-8520  FAX (06)4790-8522
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